11月26日(土)より2日間開催された「ミュージックシアターASAKITA」が開催するミュージカルで、メイク系コースの学生が毎年恒例となっているキャストへのヘアメイクと、今年はファッション系コースの学生が、なんと出演者全員の衣装製作もおこないました!
今年で22回目を迎えるミュージカル。小井手は12年間ご協力させていただいており、学生たちはリアルな実習としてとてもよい経験をさせていただいています。
今年の演目は「シンデレラ」。今回はヘアメイクだけでなく主役のシンデレラはもちろん、登場する全キャスト35名の衣装製作はたいへん。役柄や演じる方の体型などを基に何カ月も前から製作をしてきました。一つの舞台の全ての衣装を作れるなんてすごいことですよね。これも小井手の学生たちのレベルが高いからこそ!
本番ももちろん衣装のフィッティングや突然のトラブルにもしっかり対応。(これも舞台ならではの経験ですね!)
ヘアメイクは、役者の顔立ちと役柄を写真で確認し、子供から大人まで、どのようにメイクをしヘアスタイルをどうするか考えてきました。
本校のヘアメイクの先生は、ヘアメイクの現場で現在もバリバリに活躍している先生で、日本でも数少ないかつらも作れる技術者でもあります。小井手は、かつらについても勉強できる数少ない学校なんですよ!!このかつらも全て先生の手作り。
現場のヘアメイクはスピードが大事。時間との戦いです。本番を控えた役者さん達からは緊張感も伝わってきます。学生たちももちろん緊張して最初は沈黙の中行っていましたが、ここで経験豊富な川村先生からの一言。
「役者さんの緊張をほぐすこともヘアメイクの役目。黙ってするのではなく、話をしながらベストな状態で役者さんを送り出してあげなさい!」
この言葉で学生たちも緊張がほぐれてきたのか、役者さんと会話をしながら次々とヘアメイクをしていきました。
このように、ヘアメイクの仕事は現場の雰囲気や、時間管理、周りの進行を把握していきながらいかに効率良くメイクをするかなど現場で学べることがたくさんあります。
本番がスタートするまでで仕事は終わりではありません。スタートしてからも、出演者が舞台から降りたらその都度ヘアメイクの手直し。
現場の経験が多く出来るのも小井手の魅力の一つでもあります。
ミュージカルは、会場である安佐北文化ホールの700席は満席。年に一度行われる公演を楽しみにしていたお客さまでいっぱいになり大盛況のうちに終了いたしました。
終了後、主催者の方よりこのミュージカルに携わった方の紹介があり、小井手の学生たちも紹介されステージに。
紹介をいただいた時に観客の皆様より心温まる拍手が送られました。
この拍手を学生たちはどのように感じたのでしょうか。
こちらは出演者の方々書いてくれた学生たちへの感謝の言葉。
今自分たちが目指している仕事がどんなに素晴らしいものか感じることができたら嬉しいです。
こちらはオフショット♪2日間一緒に過ごした役者さんとはすっかり仲良くなりました♪
今年も貴重な経験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです!